2月21日の下落の解釈は慎重にしたい

昨日は米国株から原油、10年債金利、ドル円まで下落しました。

 

マーケットでは新型ウィルスの検出や、ミシガン大消費者信頼感のインフレ期待の急伸などが理由付けされていますが、この解釈は僕の相場観では違和感があります。

 

例えばインフレ急進懸念で米国の10年債金利が下がるのは変ですね。

 

米国株中心にが売られたと考えるべき

他にも、例えば武漢のウィルス検出が理由であれば、中国株がほとんど下落しなかったのは不自然です。

 

香港株はちょうど抵抗ラインだし暴れまくるので、もちろん月曜日にドカンと下げる可能性もありますが、少なくても昨日の昼は約4%上昇しており、夜の時間外でも昼の上昇の数分の1程度下落しただけです。

 

また、欧州株も週末にドイツの選挙があるのですでにがっつり利益確定されており、特に方向感もなく着地しています。つまり昨日の要因では全く売られなかったという事です。

 

つまり米国株が売られる理由があったと考えるのが自然だと感じます。

 

僕が思う本当の下落理由

割高なところへタイミングよくネタが来た…

 

もし短期的に回復するならそうかもしれません。

 

でもこの下落がしばらく続くなら、主因はいつも注目していた移民流入数の激減です。

 

こちらの記事で取り上げたように移民流入数が減少しています。

 

移民遭遇数がなぜそんなに重要なのかは、こちらも参考にしてください。

 

簡単に言えば最近の米国経済指標の失速傾向が続き、対応を誤れば数年単位でGDPを押し下げてしまうということです。

 

18日のデータで時差がなぜ生まれるのか

そうはいっても、18日のデータで昨日下落するのは「時差がありすぎ」と考える人もいると思います。

 

でも、マクロ分析をしてポートフォリオを動かすプロ達は情報を精査する時間が数日かかるようで、このぐらい時差が出てくるのは個人的には違和感がありません。

 

これ結構重要な事だと思っています。

 

今後どう考えておくか

少なくても今は無茶苦茶なポートフォリオをしていい時期は終わりました。

 

3年以上米国に強気一筋でリセッション懸念に文句を言い続けてきましたが、それはここ数日で完全に終了です。

 

僕は短期的な動きはわかりませんが、まだリセッションの可能性はないものの失速していく確率が年末よりだいぶ上がったのは間違いないと思っています。

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