経済日記

米国 6月の雇用統計の実態は良くないことを解説します(2025年7月3日公表分)

米国労働統計局(BLS)によると結果は底堅く良好となりました。しかし、やはり今回も疑って見ておく必要がありそうです。概要非農業部門雇用者数 +147,000人 (5月 +144,000)平均時給 36.3ドル (5月 36.22ドル)平均週...
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米国 6月のADP雇用統計を分析します(2025年6月分)

ADPリサーチによると、6月の雇用はマイナス33,000となり、減少しました。また、5月の雇用も37,000から29,000に下方修正されています。非情に珍しいマイナスマイナスになるのはパンデミックの2020年を除くと、この10年で3回しか...
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JOLTS求人の違和感「雇用の過大評価」を解明する(保存版)

昨夜のJOLTS求人数は良好な求人数と強い雇用が示唆されましたが、今回の結果には違和感を感じたため、色々調べてみました。2025年5月のJOLTS求人の概要まず概要ですが、米国労働統計局によると、2025年5月の求人数は速報で7,769,0...
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ダラス連銀 5月のテキサス州製造業展望調査を分析します(2025年6月30日公表分)

ダラス連銀によると6月のテキサス州製造業展望調査の結果は次のようになりました。概要※主なものを抜粋しています。指標6月5月前月比の変動生産+1.3+0.9+0.4稼働率-1.0-1.5+0.5新規受注-7.3-8.7+1.4受注の伸び率-1...
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毎月の米国リセッションチェックをしていきます(2025年6月末時点)

月末なのでリセッション予測リストから、兆候を確認していきます。先にお伝えしておくと、今回も底堅さと弱さの両方が混在しているため、一概に米国経済は強い、あるいは弱い、と言える結果にはなりませんでした。雇用指標新規失業保険申請件数と、継続失業保...
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米国 5月の個人消費支出とPCE価格指数などGDP関連指標を確認していきます(2025年6月27日公表分)

米国経済分析局によると、前年同月比で次のようになりました。各指標の概要個人消費支出 +4.5%個人所得 +4.5%PCE価格指数 +2.3%コアPCE価格指数 +2.7%一人当たり実質可処分所得 +1.1%貯蓄率 4.5%個人消費にはまだ余...
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米国 第1四半期GDP(3次推計)を分析していきます(2025年6月26日公表分)

米国経済分析局によると、米国の第1四半期のGDP確報は年率換算で前期比-0.5%となり、2次推計の+0.2%から下方修正となっています。Q1のGDPを改めて詳細で確認すると、個人消費支出が前期の4.0%から0.5%まで大幅に落ちていました。...