投資してみたいけど、何からすればいいかわからない、簡単なことも教えて!という人のためにガイドを作りました。
長期視点で手堅く、それでいてリターンのバランスが良いと考えられる方法を書いてみました。あくまで僕の認識ではありますが参考にしてください。
まず証券会社に口座を作ろう
円の価値はここ数年で暴落しています。
これは日本から外国への投資が爆発的に増えているためで、構造的にしばらく続きそうです。
迷わず始めましょう。
SBI証券か楽天証券の二択です。
NISA口座で開始してください。
マイナンバーの通知が必要です。
反社とかでなければ最短翌日にできます。
迷ったら画面が見やすくてポイントバックなどが多い楽天が良いと思います。
振込先を確認する
証券口座を作ると自分専用の銀行口座が用意され、証券口座の残高と連動するようになります。
なので開設通知が届いたら、ログインしてその銀行口座を確認し、そこへお金を振り込みます。
投資先候補「全世界株」
人によっては米国株集中をしたり、もっと集中投資してFANG+を買ってみたりインド株を買ってみたり考えは色々です。
そんな中で、オルカンやVT(バンガード、トータルワールドストック)などに代表される低コストの全世界株投資信託(ETF含む)は、最も平均的に結果を出し続けやすいです。
なので迷ったらこういう鉄板運用が無難だと思います。
全世界株の良さを知りたい場合はこちらのサイト(海外のブログ)が参考になります。
時々「オルカンは危険」などの解説があります。
こういう解説は基本的に株式市場全体のリスクをオルカン固有のリスクのように解説してることが多いので注意してください。
積み立てorまとめ買い
一般論は積み立てですが僕としては暴落したらまとめて買うべきだと思っています。
早く始めたいなら積み立てしながらでも良いと思います。
チャンスでもあり、買いそびれもしにくい暴落の目安は、だいたいS&P500(正確にはMSCIワールドインデックス)で-15%~20%のタイミングです。このぐらいなら数年に一回はあります。
積み立てについて
積み立てだけでも良いとは思いますが、積み立ても全額投資したら結局まとめて投資しているのと同じです。それなら早いうちからまとめて投資したほうが資産の増加率は大きいです。なので暴落したらしっかりまとめて買う心構えは大事かなと思います。
買いの鉄則
どん底を狙いすぎないでください。
「明日はもっと下がるかも」などなどリスクを取る覚悟が出来てないと、さざ波が気になり後手になります。結局投資は自分で投資対象の価値を判断し、安いと考えるきにリスクをとって買う人が儲かるのです。
積み立てもやってることは同じです。
だれも不確実な未来から逃れることはできません。
こういう考えなので僕は自分が納得する下落率(安いと思える価格)になれば躊躇せず買います。
底値なんてわからないです。
わかっていることは、自分が選ぶ投資対象が永遠に価値を上げ続けるということだけです。でもそれで十分です。つまり長期投資において本当の大けがは、何年に一度しかないような大チャンスで買いそびれる事です。
こういう考え方のせいかなぜか底値付近で買えてます。
「落ちるナイフを掴むな」について
個別株の場合、短期的には-50%下落することも頻繁にあるし、10分の1になることも珍しくないです。なのでこの言葉は短期売買が多い方や個別株の方は戦略的に大切です。また、分散が不十分なETFなども該当します。
売りの鉄則
永遠に上昇する投資対象を安く買えたのなら売る必要はないです。
僕は経済指標を見まくっているしこちらのように過去数年間の17種類の景気減速懸念を正しく判定し続け株式を10割で保有してきました。その経験から言えるのは安易に売らないほうが良いという事です。
もし自分が景気後退を予想する場合は一部売る可能性はありますが、それでも税金を考えると特定口座の分は売らないほうが良い可能性もあります。
売るのはリスクを無くすように感じますが、将来のリターンを台無しにする可能性を忘れてはいけません。
リセッション(景気後退)の判断はこちらを参考にしてください。
運用中の鉄則
経済指標を見て納得できるようになるまで、上がって嬉しいと思う金額と下がって耐えれる(買い増しすればいいかな)と思えるバランスを取り続けてください。
絶対に心に刻んでおくべきこと
株式は超長期的に最も上昇し続けている実績のある資産です。
しかし株式市場は上下の波が激しく、下落相場が3~4年続き高値更新がストップすることもあります。
過去の実績から言えば40%~55%ぐらいの下落は想定しておくべきで、円高も絡むともっと減る可能性があります。さらに数年に一度は15%ぐらいの下落も発生します。それでも最高値を更新し続けていく可能性が高いです。
でも一つ弱点があります。
それは何千日と運用してもたった数十日の強い上昇を逃すと、パフォーマンスは激減することです。
その数日は暴落直後に集中します。
もし暴落で怖くなり売ってしまえばその数日を逃します。あなたの何十年という運用は水の泡です。防ぐには下手に売らないことです。暴落時に慌てなければその日を100%保有したまま通過できます。※ただし個別銘柄や分散が不十分なETF、コストの高いETFなどは撤退が必要な場面もあります。
証券口座の不安あれこれ
Q.不正アクセスでお金盗られない?
A.そのリスクは低いです。
例えば楽天証券の場合、口座は基本的にログインのたびにメールによる2段階認証になっています。また、ログインパスワードのほか、取引用のパスワードが別にあります。さらに出金用口座は、同名でなければ変更できません。また、書面でしか出金口座を変更できないようにすることもできます。
パスワードの管理を厳重にし、デバイスの共有などを避ければ、基本的に口座ののっとりを心配する必要はありません。
Q.証券会社が倒産したらどうなるの?
A.分別管理が義務付けられているため基本的に資産は無事です。
証券会社が分別管理をしているかは、金融庁の検査や日本証券業協会などの監査で厳しくチェックされています。もしも分別管理が出来ていなかった場合、一人1,000万円まで保護されます。1,000万までの補償は銀行が破綻した場合も同じなので、結局どこに置いても似たようなものです。
Q.税金どうしたらいいの?
A.NISA口座を選択した注文は限度額まで税金はかかりません。
買うときに、一般口座、特定口座、NISA口座で選べるので、NISA口座で買えるものだけに投資すると良いです。もしオーバーする場合は特定口座で源泉ありに設定しておけば手続きは不要です。
※特定口座の源泉ありなしは、全ての証券会社で共通となり年の途中で変更できません。
ここまでありがとうございました!
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