今回は解釈が難しい…
MBA住宅関連指標
米抵当銀行協会によると、30年住宅ローン固定金利が6.97%となり7.02%から低下しました。申請、借り換え、市場指数などが僅かに改善しています。
住宅需要が旺盛なため消費者は渋々高金利を受け入れている状態です。
先月、金利の上昇が意識されたときに固定金利が上昇しても指数が一気に改善したこと、また、昨年6%付近まで低下した際に力強い改善があったことから、住宅市場は旺盛な需要が控えていると言えます。
ADP雇用統計
ADP社によれば183,000の雇用増と強く、賃金も年間で4.7%増でした。
良好に見えますが、次に記載するサービスPMIの兆候や昨日の求人数減少とは矛盾するので、どう解釈すべきかは悩みます。
業種別では製造業の雇用が減少しており、こちらも最近の重要な製造業指数と矛盾します。全体的に今回のADP雇用統計はどうも違和感が多いので判断保留です。
その他に年次改定があり、四半期雇⽤賃⾦国勢調査 (QCEW) ベンチマーク データと⼀致するように再加重されました。また、今回から賃金インサイトは1000万から1480万にサンプル数が増加したようです。
詳しくは公式サイトの資料を見てください。
今回のADP雇用統計については、こちらの記事で追加の考察をしています。
サービスPMI
S&PグローバルサービスPMI(確報)と、ISMサービスPMI、それぞれが低下しています。
S&Pの速報の時点で懸念だとポストしていたと思います。今回ISMも出てサービスPMIがハッキリと低下傾向だとわかりました。
もちろん、だからと言ってリセッションを起こすような失速は考えられません。
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