米国 消費者物価指数
米国労働統計局によると
CPI 前年比 +3% (前回2.9%)
CPI 前月比 +0.5% (前回0.4%)
食品・エネルギーを除くCPI 前年比 +3.3% (前回3.2%)
食品・エネルギーを除くCPI 前月比 +0.4% (前回0.2%)
このようになりました。
内容を見ると、季節調整済み住居費の前月比が0.4%(0.1%上昇)となりました、住居費は全体の約3割を占めます。ただし詳細カテゴリーを見ると、純粋な家賃は横ばいになっています。このカテゴリーを今回押し上げたのはホテルやモーテルの宿泊費です。
その他、目立つのは中古車、食品(鳥インフルエンザで卵の上昇が+15.2%)、交通サービス、医療用品あたりの上昇(前月比)が強いです。特に卵のウェイトは小さいとは言え、上昇率が大きいです。この前PPIの方で一時50%ぐらい上昇し気にはなっていたのですが、「影響は収まってきた」という情報をどこかで読み油断しました。CPIへの影響がまだ続いていた形です。
今回は2.9%が本命、ありえて2.8%だったので、3%はマーケットもサプライズだと思いますが、ホテルの宿泊費や鳥インフルエンザなど一時的な影響があるので、これを構造的な物価再上昇とは考えないでおきます。ちなみにサービスインフレは低下しました。
サービスインフレについて
上記で触れたサービスインフレは『特別集計指数』に含まれる前年比になります。調整済み前月比では0.3%から0.5%に上昇していますのでご注意ください。
今回、上振れを想定しなかったのを反省です。米国内で生産、消費するものが急騰した場合はこういうことがあるのだと、今後は意識しておこうともいます。
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