米国の小売統計7月分の詳細を確認しておきました。
最近、インド株や政治の事を調べており、今回はメモ程度の内容になっていますがご了承ください。
結果
米国センサス局によると結果は次のようになりました。
前月比 +0.5%
前年比 +3.9%
では詳細なデータを見ていきます。
自動車や家具が強め
自動車や家具家庭用品などが前年比で5%近く伸びており、おそらく駆け込み需要がまだ続いてると想像できます。
こういった需要が全体を押し上げているため、小売り統計はこの10か月ほどの米景気のゆるやかな減速に対しやや強く見えます。逆に言えば小売りは関税の影響が落ち着いてくる頃に落ち込みがありそうです。
通販が強め
前年比+8%と家計の底堅さがわかります。
でもここにも関税物価高を心配しての駆け込みはあると思いますので、そう考えれば8%だと去年と同じような数字ですから実体としてはやや弱いかもしれません。
飲食店好調
前月比ではややマイナスですが、前年比は5.6と強いです。
外食は波が激しいので前月比はあまり気にしなくて良いと思いますが、今年の平均はおよそ5%ぐらいにみえます。
ADPリサーチによるADP賃金インサイトによれば、賃金上昇率が4.4%(転職者+7%)ですから、妥当な強さであり特段節約してる様子は感じられません。
全体
前年比+3.9%は好調な結果ですが、去年の終わりごろは4%以上あったので駆け込みが押し上げてることを考えると、やはり減速感は数字の裏にありそうです。
しかしリセッションには程遠い結果です。
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