今日は月末なので月イチのチェックです。
こちらのリストを全て確認したところ、今回も主要な指標に大きな変化はありませんでした。
特に反映が早い新規失業保険申請が意外と伸びなかったのがよかったですね。
注目点としては、実質GDP予測のGDPnowが現在-2.8%とめちゃくちゃ悪化していますが、これはトランプ関税を警戒した一時的な輸入の急増によってマイナスになった経緯があります。
そのため、実体経済がすごく悪くなっているわけではないので注意してください。
例えこのまま1-3月期のデータが出そろっても(4月末ごろ)、NBER(全米経済研究所)が認定する正式なリセッション判定には繋がらないと思います。
その他、Googleトレンド検索で、今回はUnemployment Insurance(失業保険)と、US recession(米国景気後退)を調べてみました。
カーソルを合わせると日付や相対値(数字)が出てきます。※iPhoneの場合、設定>アプリ>safari>サイト越えトラッキングを防ぐ をオフにしないとチャートが表示されません。この機能は広告主などがサイトを超えてユーザーを追跡するのを防ぐ機能です。
失業保険はより実態に近く、景気後退は投資のセンチメントを反映すると思いますが、前者はやや増加傾向、後者は年明けに一気に増えました。
この兆候の差はそのまま今の米国経済と米国のマーケットを表しているように見えます。
個人的には、センチメントが大幅に悪化し株価は売られてきたので、今後しっかり下がれば指数を買っていくのは悪くないと思います。
ただしいつもお伝えしているように米国の成長は鈍化すると思うので、よく引き付けて打診買いを繰り返すなどが無難に感じます。
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