JOLTS求人数が出ました。
米国労働統計局(BLS)のニュースリリースよると結果は774万で市場予想より強含みでした。このチャートはBLSのデータを基にしたセントルイス連銀FREDから引用した長期推移です。
今回は二つの事を意識しておきたいです。
1.求人数が持続可能な水準で切り返しつつある
上のチャートを見て「あの山は何」と思うひともいるかもですが、パンデミック後の求人の増加です。
米国はパンデミック後の異常に強いタイトな労働市場から、昨年ゆっくりと持続可能なレベルにもどってきました。
こういった傾向は労働市場に広く見られ、一見悪化してる様子から年率比などでそれを比較し「米国経済は危ない」と言ってる専門家はよくいました。
でも実体はただ持続可能な水準に戻ってきただけで、長期トレンドでしっかり切り返しつつあるのが確認できます。
2.景気失速の影響が出るならこれから
今までの求人数減少をみて「景気後退」と言い続けた専門家は俯瞰的な視野が足りてないと思います。
はっきりいって、そんな様子は全くなかったのでチベ砂顔で見てました。
ただし、今後は間違いとは言い切れなくなり、これより下に行くのは単純に景気が鈍化してることになります。
今後の減少は今までと意味が違うことを意識しておきたいです。
求人数の減少で失業率は上昇しやすくなっているとの研究もあるので、切り返していくかもう少し注目です。
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