欧州中央銀行(ECB)理事の発言
欧州中央銀行でタカ派のシュナーベル専務理事について「利下げ停止を議論する時期が近づいている」という趣旨の発言が報道されています。
ロイターのこちらの記事によれば慎重な言い方をしている印象をうけますが、原因は天然ガスの上昇などでインフレ上振れを意識しているようです。
原油と天然ガスなど
その天然ガスが今日はこの記事執筆中に3.7%~4.7%程度の上昇を見せており、1月半ばの高値圏に近づいています。価格高騰の要因としては、今冬の備蓄が早く減っていることなどがあります。
WTIやブレント原油も上昇していますが、この1か月ほど下落していたのでガスほどの懸念はなさそうです。
MBA住宅関連指標
Mortgage Bankers Association of Americaによると、住宅ローン30年固定金利は6.93%と先週の6.95%から僅かに低下しました。しかし、ローン申請、借り換え、市場指数、購買指数は低下しています。
ミシガン大学消費者信頼感のインフレ期待などからわかるように、消費者ここ1か月ほど金利やインフレが上昇することを懸念しており、住宅指標も1月半ばごろに駆け込み需要が起きその後も高金利を渋々受け入れる状況が続いていたので、今回は反動減が起きたのかなと想像します。
僕は去年の傾向などから金利が6%付近まで下がれば活況になると考えています。
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