米国 新規失業保険申請件数
米国労働省によれば21.9万となり前回の20.8万から上昇しました。
僕としてはこのぐらいの数は全く問題ない水準だと思います。3年間の推移は画像のようになっています。(画像はセントルイス連銀FREDより)
一部でカリフォルニアとNYが大幅に増えたという情報も出ていますが、それぞれ3,999と4,092の増加でした。NYは少し多いかなと思いますが、カリフォルニアは山火事の影響が少なかったのとこれぐらい変動することはよくあるので静観していきます。
米国 継続失業保険申請件数
こちらも米国労働省によると188.6万となり、185万から増加しました。
継続失業保険申請が増えるということは転職がスムーズにいっていないことになります。そのため、この指標が増加すると米国経済の懸念だとする情報発信が出てきますが、そこは慎重に見てください。
画像のように確かに最近増加していますがペースは非常に遅いです。過去の例では急激に増加したり、240万ぐらいから景気後退の懸念があります。
このペースであれば240万まで何年も必要です。
ユーロ圏 小売販売
EUROSTATによれば前年比で1.9%増加、前月比では-0.2%となりました。
2か月連続で前年比が低下する中で、しっかりと前回の1.6%から増加しました。ユーロ圏の小売は1年ほど前からプラスに浮上し始め、特にこの半年は前年比増加率がしっかりとしています。
ちなみに欧州連合では前年比2.0%増加していました。
※欧州連合は27か国の経済圏で、ユーロ圏はユーロを導入しECBの金融政策を受け入れる20か国の経済圏です。
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