米国労働省によると、5月3日までの週の季節調整済み新規失業保険申請件数は228,000件となりました。
先週は241,000件です。
この指標は大事なので毎週チェックしていますが、先週は記事にするの抜けてました。(すいません…)
241,000件もまだまだ少ない中で、もう一度23万以下になったのは、米国の労働市場が底堅いことを示唆しています。
こちらは平均と推移です。
平均がやや上向いているのは要注意ですが、まだ安全圏です。
この指標は40万以上で景気後退と言われます。
このブログでは30万以上を警戒します
正確にはその時その時で危険水準は変わるとの研究があるのですがややこしいので30万を目安にしておけばいいかなと思います。
継続失業保険申請件数については、今回は減少したもののこの1年は少しづつ増えています。
youtubeでそれをプロが懸念していたのですが、上昇ペースは非常に遅いので問題はないです。
こちらが長期推移です。
このように長期的には低く、景気後退期に上昇していくような様子もありませんよね。
200万以下でこの指標を理由に米景気の弱さを主張するのはちょっと違います。
巷ではトランプ政権と4月の暴落でリセッションを煽るひとがいますが、今のところその可能性はほとんどありません。
新規失業保険と継続申請の推移は、それをよく表しています。
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