米国 PCE価格指数の低下で株価下支えが意識されていく

米国の物価について知っておきたい兆候があります。

 

インフレナウキャストのPCE価格指数予測が、3月14日時点で2.07%(3月分)になっています。

 

インフレナウキャストとはクリーブランド連銀が試算するリアルタイムな物価予測で、時々ずれることはありますが基本的には近い数字が出やすい優れた指標です。

 

そしてPCE価格指数はFRBが最も重視している物価指標で、その理由としては指数の特性上、CPIよりも実体に近いと考えられるためです。

 

指数の特性

CPI(ラスパイレス指数) → 価格変動による消費者の選別や好みの変化を反映しにくい
PCE価格指数(フィッシャー指数) → 消費者の好みを柔軟に反映しやすい
※その他、PCEはCPIに比べ集計対象範囲が広いです。

 

その重要なPCE価格指数が、FRBの目標である2%への接近が目前となってきています。

 

まだ時間があるのと、関税の影響が出てくるかもなので油断はしないほうが良いと思いますが、この兆候は知っておくべきだと思います。

 

なぜなら、FRBは利下げをしやすくなり、その先にはQEの再開が議論されていくからです。

 

既に株価の下支えについては、一部報道で記事が出始めていますが、2月のPCE価格と、3月のPCE価格に注目しつつマーケットの旬に置いて行かれないようにしたいですね。

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