経済日記

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【米インフレの実態】2025年6月CPIから読み解く価格転嫁と消費動向

6月の米国消費者物価指数(CPI)が出ましたね。米国労働統計局によると、結果は次のようになりました。6月のCPI結果総合前月比 +0.3%(前回+0.1%)前年比 +2.7%(前回+2.4%)食品とエネルギーを除くコア前月比 +0.2%(前...
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ワニの口が開くとき相場が崩れる:1950年からのチャートで警告する真のリスク

基準化した企業収益とS&P500のチャートを作りました。単純に1950年を100とし、四半期ごとのデータで作っています。四半期ごとなので、1か月で急回復したパンデミックの下落などは小さく再現されている点にご留意ください。これだけ見ると株価は...
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【米国で銀行が破綻】サンタアナ銀行の破綻と銀行危機のリスク認識

米国で約半年ぶりの銀行破綻がありました。破綻詳細破綻したのはテキサス州のサンタアナ国立銀行で、理由は不正行為による巨額損失のようです。連邦保険公社(FDIC)によると、サンタアナ銀行の総資産は6月18日時点で6380万ドル、預金総額は538...
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【2025年6月のサービス業&小売業調査を解説】慎重姿勢の中に保留案件の始動が見え隠れしていました

まず先に6月のS&PグローバルPMIと、ISM非製造業景況指数を確認し、続いてダラス連銀の調査を分析していきます。強弱混在でも低下傾向6月のサービス景況感は指標によって違いがありました。S&Pグローバルの確報は低下、ISMは強めに改善してい...
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米国 6月の雇用統計の実態は良くないことを解説します(2025年7月3日公表分)

米国労働統計局(BLS)によると結果は底堅く良好となりました。しかし、やはり今回も疑って見ておく必要がありそうです。概要非農業部門雇用者数 +147,000人 (5月 +144,000)平均時給 36.3ドル (5月 36.22ドル)平均週...
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米国 6月のADP雇用統計を分析します(2025年6月分)

ADPリサーチによると、6月の雇用はマイナス33,000となり、減少しました。また、5月の雇用も37,000から29,000に下方修正されています。非情に珍しいマイナスマイナスになるのはパンデミックの2020年を除くと、この10年で3回しか...
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JOLTS求人の違和感「雇用の過大評価」を解明する(保存版)

昨夜のJOLTS求人数は良好な求人数と強い雇用が示唆されましたが、今回の結果には違和感を感じたため、色々調べてみました。2025年5月のJOLTS求人の概要まず概要ですが、米国労働統計局によると、2025年5月の求人数は速報で7,769,0...