2025年8月のS&PグローバルサービスPMIを確認します

S&Pグローバルによると結果は7月の55.7から54.5に低下しました。(S&Pグローバル公表資料より

 

6月の悪化から7月に強めに回復、そして8月にやや失速という推移であり、これは他の経済指標とも共通する違和感のない結果です。

 

ISM非製造業PMIとは動きがやや違うのですが、個人的には今はS&Pグローバルのウェイトを高めて解釈しておくべきだと思います。

 

なぜかというと、ISM非製造業PMIは公共・政府案件や、大企業の影響を受けやすく、景気減速時にはやや鈍感になるためです。参考までにダラス連銀のアンケート調査では、ここ2-3か月でインフラ関係の大型案件がきているみたいな話もあったので、もしかしたらそういうものが影響しいるのかもしれませんね。

 

話を戻すと、今回のS&PグローバルサービスPMIは、米国経済にはまだ一定の底堅さがあることがわかり、資料の中でもリセッションが起きる状況ではないことが書かれています。

 

しかし、総需要の低下は着実に続いているはずなので、今後どの程度減速していくか見極めていきましょう。

 

参考までにコストについてですが、今回も強めに出ていました。

 

しかしこの半年、PMI調査やアンケート調査では強めに出るのですが、実際の価格への反映は弱い印象があるため、今回も懸念されていますがあえてウェイトを下げて観察していこうと思います。

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