こちらでは株式市場のポジション傾向やセンチメントの傾きを把握するリンクを掲載していきます。
正直、今回の情報を重視しすぎるのは、僕の投資の考え方と異なってる部分があります。注意したい点があるので、最後の項目もぜひ目を通していただければと思います。
統合株式ポジショニング
Isabelnetの「Consolidated Equity Positioning(統合株式ポジショニング)」レポートは、株式市場全体の投資家のポジショニングが「買い(ロング)」に傾いているのか、それとも「売り(ショート)」に傾いているのかを示す指標です。
この指標は、Deutsche Bank(ドイツ銀行)のアセットアロケーションデータを基に作成されており、0より下なら売り、上なら買いに傾いていることを示しています。
AAII センチメント調査
アメリカ個人投資家協会のAAIIセンチメント調査は、今後6か月間の市場の方向性について個人投資家の意見を示しています。投資家の感情は、木曜日の午前12時1分から水曜日の午後11時59分まで実施される調査で測定されているようです。
CNN Fear & Greed Index(恐怖と強欲指数)
CNNのFear & Greed Indexは、複数の市場データ(ボラティリティ、株価の動き、債券利回り差など)を組み合わせて、投資家の心理状態を0~100のスケールで示しています。
数値が低いほど「市場が恐怖で萎縮している」状態、高いほど「市場が過熱した強欲状態」です。
シカゴ取引所(CME)株価指数先物ポジション
米国株式市場の先物取引は、ほとんどがシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で行われます。特に、S&P500やNASDAQ-100の先物はCMEが主要な取引所であり、機関投資家やヘッジファンドなどの大口参加者が株価のリスク管理や投機に利用しています。
米商品先物取引委員会のCOTレポートのシカゴ・マーケンタイル取引所の欄から基本的には「先物のみ」のショート形式を見て、「S&P」などでページ内を検索するとポジションの動向を確認できます。(翻訳を切らないとフォーマットがわかりにくいかもです)
非営利(Non-Commercial)というのは、需要に基づいていない取引、つまり投機筋のことです。
最後に注意点
以上、とりあえず僕がたまに見る上の2つと、定番の下の2つをご紹介しました。
注意してほしいのは、これらの情報は投資する瞬間には使えない点です。
暴落時に買うにはこういうものを見るべきと話すプロもいますが、暴落を毎度買ってる感覚でいうとそれはどうかな?と思います。
なぜならチャート判断と同じで、悪化の進行中に最終地点がわからないので、これで判断していると買えないです。
こういうデータは、あとから正解がわかる話です。
何度も似たようなことをお伝えしてきましたが、相場の上下を捉えようとすると底は買えない、あるいは長期的にパフォーマンスは悪化すると僕は考えています。
波を捉えようとすれば成功するときもありあすが、外すときもあります。
その両方にコストがかかるため、続ければ続けるほど波を捉えたリターンをやがて食ってしまうのです。
つまり、相場の波は意図的に「追わない」という判断が大事で、暴落しても底はドンピシャでとれないと覚悟して買う人しか、ドンピシャで底は買えません。
僕はそんな風に考えています。
いずれ僕自信の暴落を買う瞬間の判断素材もまとめたいと思いますが、今回のリンクはあくまで暴落を狙った後の答え合わせとして参考にしてほしいなと思います。